失敗企業のダメダメ節約法、失敗経営者による姑息手段が生じる理由

失敗節約法

日本企業のダメダメ節約法がダメな理由

好きなお菓子、せんべいとかクッキーとか人それぞれ何かあると思いますが、最近、量がスカスカで本当に少量しか入っていないお菓子が増えていますよね~。

 

日本のダメダメ節約経営者が、バレないように節約を続けた結果、店頭にならぶお菓子袋にスカスカ感が出てきているようです。

 

普段、あまりお菓子を食べない人は気が付かないかもしれませんが、以前から食べている人は、気が付いていることが多いと思います。

 

「あれ?なんか小さくなった。」

 

とか、

 

「あれ、なんか量が少なくね?」

 

とか。

 

そんな印象を持った人も多いはず。

 

価格はそのままで重量を減らしているんですよねぇ。

 

この節約法はダメだと思います。

 

コストカットって、そこをカットしたらダメでしょうという話です。

 

「なんなん?量はそのままで価格上げてくれればエエねんけど!」って思った人もいることでしょう。

 

そりゃあ、気が付きますよね。いつも食べてるんだから。

 

何がダメかって、自分たちは節約しないでお客さんの胃袋に節約してもらう発想があることです。

 

これは商売人としては姑息すぎるでしょう。

 

でも、実際にはこういう手段を横並びで各社採用している感じがします。

 

そうではない企業もありますけどね。

 

自分のところだけ価格を上げたら、売れなくなるという考えもあるようです。

 

それでお客さんには悪いけど、分からないように量を減らしちゃおう!って、盗人の根性と大差ないでしょう。

 

お菓子販売に姑息手段、この背景にあること

商売人としての資質にかける行為を日本企業の経営者が普通に行うようになった背景には、今の経営者が既に商売人ではないことがあると思います。

 

一から商売の立ち上げをしたような世代ではないため、お客さんを見据えた感覚が無くなってしまっているようです。

 

数字だけで物事を決定してしまう感じ。

 

そういうことが起きているようです。

 

企業の中の人と企業外のお客さんとの違いとか、お金のやり取りとかの感覚知がないため、自分の企業の節約として、お客さんの胃袋に節約をさせてしまう。

 

これを当たり前のようにしてしまう状況があります。

 

企業を立ち上げてきたような経営者が既に実務から去っているためと思われます。

 

商売として確実に劣化していると思います。

 

もちろん、そうではない企業もあります。

 

いっぺんに買ってくれるほど、1商品あたりの包装コスト、作業コスト、配送コスト、管理コストなどが小さくなるので、量を逆に多くして1商品あたりでは価格低下をもたらして努力しているような企業も見受けられます。

 

そういう選択肢も別で用意している感じですね。

 

売る方法としては、当たり前の話でもあるはずですけどね。

 

お菓子から見える日本全体の問題とは

お客さんへのサービスレベル、満足度レベルを維持するために、まず自分の身を正す、整理する、そういうことをしないといけないはずですが、これが出来ていない。

 

これは日本全体の問題ですよね。

 

お菓子メーカーだけの話でもないはずです。

 

お菓子が並んでいるスーパーでも無駄に人が多いこともあります。

 

人が沢山来るようなスーパーなら良いと思いますが、大して人も来ないのになぜか店員さんとか品出し担当さんが異常に多いお店もあります。

 

そういう所の商品は割高にならざるを得ない。

 

今、日本では中間材も含めて商品を生産していない層の職業に、沢山の人たちが寄りかかっています。

 

無駄な業務が非常に多いはずですが、これもカットすることが出来ない。

 

このような経済圏の中に入って稼ごうとしても、多くを得ることなんか出来るはずないです。

 

なぜかと言えば、節約されるからです。

 

お菓子の内容量を節約されるのと同じ感覚で、給料も節約せざるを得ないからです。

 

しかも、どこまでも徹底的に節約対象にならざるを得ない。

 

そういう節約感覚を従業員だけでなく、お客さんにも当たり前のようにもたらしてしまうことがあるということだと思います。

 

無駄が多すぎて、結局はみんなで損している状態。

 

それで人手不足とか言っているわけです。

 

これが日本全体の問題でしょうね。

 

節約力を高めるコツと生産力を高めるコツとは

お客さんの胃袋で節約させたり、自分の職場の人件費を削れないためにお客さんに価格を上乗せし続けたりするのが当たり前になっている領域から外れること。

 

節約力を高めるにはこれが重要です。

 

お客さんの胃袋に節約させる発想のある領域では、管理コストも含めた人件費コストもかなり余分にかかっていることが多いはずです。

 

だから、これが価格に乗ってくるので、驚くほど違いが生じる場合があります。

 

この点は地域とかは関係ない感じがします。

 

どちらかというと、経営者によって違う感じ。

 

なので、これから上向く企業と沈下していく企業で明確な価格差が既に出ています。

 

節約力を高めていくためにも、上向く企業に乗った方が良いに決まっています。

 

まぁ、買い物先をよく選べ!ってことですね。

 

逆に、生産者の自分としては、自分を徹底的に改善して節約してサービスレベルを上げていくことで、生産力をアップすればOK。

 

自分を正し続けないと、自分を整理し続けないと、人間って無駄なモノに囲まれていきやすい存在なんですよねぇ。

 

これを把握するためにも、「数字」とともに歩み続けることが大切。

 

かといって、「数字」だけが伝承されてしまうと、お客さんの腹で節約を始めてしまうことがあります。

 

数字と商売人魂。

 

これがセットになっていないと、時間が経過するほどに組織が腐敗していくように商売もダメになっていきます。

 

商売人魂があるから、何とか実質的に同じ分量同じ価格でお客さんに商品を提供しようという発想になります。

 

これがないから、分からないように分量を減らして同じ価格でお客さんに商品を提供しちゃえ!という発想になるんですよね。

 

商売人魂を磨く具体的な方法

 

商売人魂が経営者の大切な資質であるとするなら、これはどのように磨かれるのでしょうか。

 

それは「経験」ですねぇ。

 

経験しないといけない。

 

全く経験がないと、お客さんの気持ちを捉えた経営判断が出来なくなってしまいます。

 

感じることが出来ないからです。

 

分かっただけでも、あまり意味ないです。感じることが出来ないと新しいことには対応できないです。

 

だから、とりあえず全部を実際に経験することですね。

 

日本企業がダメダメになったのは、経験がない人に経営を任せてしてしまう企業が増えたから。

 

どんな商売でも良いので一からの経験は必要。

 

でも、一からの経験が難しいなら、少なくとも全行程の経験はするべき。

 

それが感覚知を伴った経営につながるはずで、それがあるからこそ商売人魂が養われるものと思います。

 

もちろん、それでも創業者のようなレベルに到達することはないはずですけど、創業者といっても、金融資本主義を活用した形だけで多額マネーを受け取った人も、お客さん感覚とか世間感覚とズレが生じやすいです。

 

商売人魂はお客さんに対する感覚だけではなく、仕入れ先や、協力してくれる企業や従業員、こういった周囲の存在に対する配慮にもつながります。

 

それから、環境や法令順守もそうですよね。

 

そのどこかが抜け落ちているから組織が硬直化してしまって動けなくなり、その結果、外部人材を雇って足元をすくわれて問題になったり、いきなり逮捕されるようなニュースになったり、炎上だけ繰り返して社会の風紀を乱してしまったりすることが多くなります。

 

自分の身体を動かして得る経験が超重要です。

 

経験を超軽視してしまうと色々と問題になるわけですね。

 
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