マンションの寿命は100年。でも人の寿命とは意味が全然違う理由

マンション寿命は100年から見える罠
マンションの寿命って今は100年と言われています。

 

実際には100年位、建物自体は持つはず!ってことですね。

 

人間の寿命も100年時代。マンションも同じで100年時代。

 

だから、築30年と言えば、人間なら30歳。

 

まだまだこれからの年齢だし、全然イケるよ!みたいな感覚で話をしている人もいるようです。

 

そもそも、マンションの築年数と人間の年齢とを比較しない方が良いです。

 

もし比較するなら、新築時のマンション年齢を20歳の状態と見なすべきです。

 

だから、築30年の物件は人間で言えば50歳位。

 

どれだけ消耗しているのかを感覚的に察知するために人間とマンションを比較するなら、マンション20歳スタートを意識すべきと思います。

 

実際にマンションは人間のように一人で成長して大きくなってその建物の骨格が完成するなんてことはないですからねぇ。

 

新築時が完成形。

 

そう考えると当たり前の発想ですし、実際の消耗感を見ても、マンション20歳スタートの方が比較の説得力があるでしょうね。

 

で、25歳の結婚パートナーに50歳(築30年)を選ぶのか?って話です。

 

中にはいるでしょうけれど、少数派であることは人間世界を見ても明かです。

 

出来るだけ人生の色々なステージを同じように過ごしていける方が良いです。

 

だから、25歳も違うと片方に経済的に極めて余裕がある状態とかじゃないと生活面でシンドイことが多くなるはずです。

 

このことから暗示されることは、マンションも25歳の時に築30年の物件を購入するとパートナーが50歳ってことになります。

 

色々な問題が次々に出てきてもおかしくないです。シンドイ状態になることが多いはずです。

 

マンションを見るときには、こういう感覚で築年数を見ておくと良いと思います。

 

それから50歳でも色々な50歳がいるように、マンションも色々な歳の取り方をします。よって、メンテナンス状態も非常に大切ですね。

 

25歳の人が新婚でマンションを購入するなら、築5年程度までが良いんじゃないでしょうかね。

 

30歳でも築10年位までにしておくべきと思います。

 

マンションを買えば信用が付く?

よく聞く話ですが、家を早く買っておいた方が良いという件です。

 

色々なお金持ちが言うことですよね。

 

家は負債であると考える人もいれば、そうではない人もいる。

 

色々です。

 

で、マンションの築年数を考慮してマンションを見た場合に人がどう見えるかも考慮しておいた方が良いです。

 

長期的な信用力アップの点でも有効だと思います。

 

今はマンションというだけで資産性が確保されている物件が多いですが、今後はそうではなくなっていく可能性がかなりあります。

 

建物のメンテナンス状態とか、建物が建つ場所の地理条件とか、建物を取り巻く社会経済環境とか、そういった変数があまり考慮されずに定数化して資産算定をしている現状があるからです。

 

だから、マンションを持っているという時に築30年の物件ということであれば50歳の人を抱えて大変やな、それでまだローンがあるの?という位に考えた方がいい。

 

30年ローンとかだと、もう一人を80歳まで面倒見ていく感じ。

 

若いのに大変やなぁという姿勢を保っておくことで、安易なマンション購入はしなくなるでしょうし、地方に出ていって変な物件を掴まされなくて済むと思います。

 

信用が付くどころか、疫病神が付いてしまったなんて思われることのないように気を付けたいですね。

 

木造の一般戸建て住宅の加齢は2倍速。見えてくること。

一般の木造住宅の場合は築50年程度が限界でしょうね。

 

もちろん、全てがそうだというわけではないですが、概ねこういった感覚を持っておいて問題ないと思います。

 

つまり、築30年というは以下の計算になります。

20歳(完成時)+ 30年×2(加齢)= 80歳

 

若い人が地方に行って、築30年の一般的な一戸建て物件を買うリスクの大きさが見えてきます。

 

30歳で80歳のパートナーを一人抱え込むわけで、ヤバすぎるでしょうそれ!って話です。

 

こういう買い物については一定の規制を入れるべきと思います。

 

こういう買い物で、しかも高額な物件ってかなりあります。

 

以前も別の取り上げ方をしていますが、要注意です。

 

こちらも信用が付くどころか、ばあちゃんが付いたと思われないように気を付けたいですね。

 

負債を抱え込んでいる印象が経済信用を落とします。

 

結局、買い物はエエもんを買う!

 

これが大事ってことだと思います。

 

お財布とにらめっこしながら、周囲のマンション購入に合わせてなんとか必死で買った物件が築30年とかだと消耗生活が加速しそうです。

 

もちろん、物件によって大きな違いがあることは最後に申し上げておきます。

 

高級な物件でメンテナンスも行き渡っているような物件、200年くらい持ちそうな物件も中にはあるでしょうね。ごく一部に。

 

ここまで極端な違いではなくても不動産には、それぞれに違いがあります。この「違い」について、もう少し詳しく把握する上でも以下の記事は参考になると思います。

マンションは耐用年数を過ぎても住める!?建物の真の寿命とは

 

固定資産を取り巻く環境がヤバい件

お金周り全般で言えることですが、この人はどれだけお金を持ってるんやろ?という点で周囲に明確に把握されるほど損します。

 

人間社会なんてそんなものです。

 

単純に妬みもありますが、それだけではなくて明確に把握されれば干渉も入ってきます。

 

特に経済環境が悪くなってくると、これが加速します。

 

しかも、不動産の資産査定は、そもそも問題が大ありであるところに不条理さを感じます。

 

その中で勝手に資産額を固定されて、どんどん税金が積み増されていくことが予想される経済動向であれば、右肩上がりの時代を生きてきた人が不動産をまず持て!と単純に考えることの出来ない時代に既に入っていると思います。

 

しかも、ネット空間にも権威性を持てる時代になりました。

 

そうなると信用を得るために不動産購入という考えも時代との親和性が低くなっているように感じます。

 

今の若い人は若い人の視点で生き残っていくしかないと思います。

 

昔からのお金持ちが言っていることが全て正しいわけではないということです。

 

関連記事:不労所得生活に向けて