個人でビジネスを立ち上げる時の注意点
目次
95%が消滅していく個人ビジネスで生存する考え方
そもそも、個人事業なんて本当に大変ですよね~。
10年後には全体の5%程度しか生き残れないと言われていることもあります。
アドセンスとかアフィリエイトで月に5000円以上稼いでいる人が全体の5%しかいないという話もありますね。
つまり、月に安定報酬として5000円稼げるようなメディアを持った人は、10年続く可能性が高いです。
それから、長く続いている街の飲食店も、かなり優秀だと考えることが出来ます。
ブログとか、YouTube、転売をやるにしても同じでしょうね。
失敗して消え去っていく95%の人は、ある「罠」にかかります。
それが「コスパ」です。
「コスパ悪いよね~。」みたいなことですね。
こういう人たちって、例えばブログ記事を100記事書いてアドセンス収益が月に1000円だったという話を聞いた場合に「コスパ悪すぎでしょう。」という話になると思います。
まぁ、そうなるのは仕方ないかもしれません。
100記事書いて1000円なら、記事のライターをした方が儲かるじゃん!って話ですよね。
このレベル。
ここで停滞する人は個人事業でもうまくいかないだろうなと思います。
そもそも、個人で新規事業を立ち上げて、対象ビジネスにブログとかYouTubeを選び、その上で先にコスパなんか考えている時点でダメだと思います。
ほぼ無料で始めることが出来るビジネスを選んでおいて、先にコスパって!どんだけコスパ野郎やねん!!って話ではないでしょうか。
新規事業の立ち上げ最中の仕事に対して、コスパ悪いとか言ってたら、そもそも事業家脳になっていないです。
で、このあたりを日本人の多くは理解していないはずです。
因みに、大学の先生でも分かっていない人の方が多いと思います。
その背景にはサラリーマン脳があります。
雇われ感覚から脱することが出来ないのです。
因みに、これはお金の有り無しも関係ないです。
お金を持っていても、いつまでもサラリーマン脳の人は普通にいます。
だから、お金持ちの言うことを全部真に受けたらダメなんですよね~。
時代の違いも分かっていなかったり、事業家脳になっていなかったり、色々なトラップがあります。
1000円稼いだということの意味が分かっていないのです。
事業を立ち上げて稼いだ1000円と、バイトで1時間働いてもらった1000円。
この違いを考えましょうということです。
この違いが分からない人は、起業を止めた方が良いです。
「コスパ」なんかサラリーマンからしか聞いたことがない話
そもそも「コスパ」って言葉ですが、私はサラリーマンからしか聞いたことがないですね。
チマチマした計算ばかりしてないで、がっつり働いた上でその次に考えるべきことです。
ダラダラしたコスパ野郎だけにはなりたくないですし、実践を伴わない学者の物真似をして口先コスパ君になってもダメですね。
そのコスパ思想を持ったまま起業で成功なんかできるはずない。
お金があっても同様です。
ゼロからイチにするところの大変さと、そこから生じる価値を分からなかったために日本は衰退したところがあります。
知的起業力があるのは理系でゼロからイチにできる能力がある分野くらいではないでしょうか。
だから、そういう人以外の学者から出るコスパ論理とコスパ批判のどっちも意味ないです。
基本的に実践が大事。
経験知が伴っている言葉じゃないと全く起業価値にならないですね。
チンプンカンプンなことを言っていることにすら気が付かない。
評論家の価値は、これを見据えた上で、それでも論理で攻めることのできる部分はあるということですが、全く経験知がないため見据えることすらも出来なくなっている。
それが今の時代だと思います。
想像力が欠如していると思います。
他人から聞いたことをガチで真実だと思いこんで、理屈を述べていく。
テストで良い点だけ取ってきたような人ばかり集めると、こういうことになりますね。
そういう環境の中に自分が居ることを知ること。
これが第一歩なのかもしれません。
ゼロ→イチが超重要であることを知っておくべき理由
ゼロ→イチの価値が分からない世代の判断によって、日本は衰退を続けてきたと思います。
それは、「単純労働」を超軽視してきたことによって明示されています。
そもそも、世の中のほとんどの仕事が単純労働だと思います。
ハッキリ言って定型化してしまえば、どんな仕事も単純労働。
よって、AIに置き換え可能です。
ですが、そもそも、その仕事を生み出すことが出来なかったら何もなかったはず。
単純労働で生み出す価値や利益、そして豊かな経済社会もなかったはずです。
単純労働はなるべく機械化したり、自動化したりするのが良いですが、これを他国に実質的に売り渡してしまったところが日本にはあります。
ゼロ→イチの価値が分からない世代の判断によって、目先の利益を追い求めた結果、このようになりました。
つまり、貧しくなってしまったのです。
その上、コスパ教育によってプライドとサラリーマン能力が高くなりましたが、起業する力は低くなってしまいました。
つまり、既に定型化された仕事、単純労働しか出来ない人材ばかりになり、「知」を売り物にしていたはずの学者ですら、単純労働者化してしまったのです。
だから、起業するなら、この道から外れないといけない。
偏差値から外れ、サラリーマン製造コースから外れないといけない。
つまり、今の学歴社会から外れないといけないです。
プライドで偽装して何かあると見せかけてるだけの実質的な単純労働者の輪から出ないといけないです。
それが出来るわけないと思います。普通は。
だから、クリエイティブになれない。つまり起業に失敗するってことだと思います。
ガツガツ働いている人、そもそも見たことあります?
コスパばかりになると商売すらできない理由
コスパばかりになってしますと、セコイ人間になっていきます。
自分がこれだけやったから、その代わりにこれだけお金頂戴!みたいな感覚に陥っていきます。
コスパ型の思想ばかりになった人は人間関係にもコスパで埋め尽くされていきます。
そうなると商売でも失敗します。
接客も接遇もうまくいかなくなるためですね。
この接客とか接遇とか、ビジネスマインドを磨くうえでも超重要です。
サラリーマンでも、このあたりをおさえている人でないと一流人とは言えないでしょうね。
このあたりも含めて教育をしているような企業は今もかなり一部だと思います。
つまり、サラリーマンから起業家への転身も教育環境面でかなり厳しい状況。
それで、コスパばかりの頭になると「商売」が続きません。
時流にうまく乗ったとしても、「商売」が分かっていないために消え去っていく起業家も多いです。
そういった起業家に共通すること。
それが接客とか接遇の超軽視思考です。
なぜなら、目先のコスパしか見えていないからです。
要は、人を心のどこかでバカにしているということだと思います。
お客さんをバカにしながら商売をしても、当然うまくいかないです。
関連記事:エリート教育のタブー。一流大学を出てもエリートになれない理由
参考サイト:接客マナーサイト
(後追記)
コスパをつきつめるとブログで稼ぐとか、情報商材ビジネスとか、非常に効率が良いですよね。その流れに乗りすぎて詐欺的なことを平気でする人も増えましたが、このコスパ野郎も長くは続きませんね。すでに実績として明確です。やっていることが「ビジネス」とか「商売」のレベルになっていないからです。