地方移住の注意点。何が何でも絶対に必要な移住の仕方・準備とは。
「俺も私も、綺麗な景色、綺麗な空気の中で生活したい!」
「もう満員電車は嫌だ!」
「人生の楽園に行きたい!」
それぞれに色々な思いがあるはずです。
地方は食べ物も美味しいし、空気も綺麗です。
それに、都会では食べることが出来ないものも沢山あります。
地方の魅力は行ってみなければ分からないものも沢山あるのです。
ただ、この美しい地方への移住を成功させるために絶対におさえておくべきことが幾つかあります。
まず一つ。
「楽園はない!」ということです。
地方を愛する人にとって、既にその土地は楽園のはずです。
本当にその土地を愛している。それで楽園になっている土地があるはずです。
ですが、それはその人にとっての楽園です。
あなたの楽園ではないということです。
失敗する地方移住者の多くが浮足立って、舞い上がってしまい、勘違いをしてしまう傾向がありますが、あなたにとっての楽園は、あなた自身が作るものです。
地方は、あなたの心構えや行動で楽園にもなれば、地獄にもなる可能性があります。
楽園になるかどうか、これはどれだけ楽しさや喜びを自ら発見していけるかにかかっています。
もちろん、周囲の環境もとても大切です。
でも、それよりもまず移住者自身の前向きな心構えと行動がなければこの地上に楽園などあり得ないはずです。
2つ目。
表と裏、両方から移住候補地の情報を集めよう!ということです。
どういう意味かと言いますと「表」というのは地方自治体などが提供している情報。
「裏」は実際の住人の生の声だけではなく、その土地に関する災害リスク、断層も含めた地盤リスク、治安情報、事故物件情報、それから工場の数や有無等も暮らしやすさという点で考慮しておきたいところです。
孫ターンで親族などがいる地域であれば、色々な情報を入手しやすいと思いますが、孫の世代であれば、知らないこと聞いていないことも多いはずです。
きちんと情報を入手する姿勢は保っておきましょう。
3つ目。
温度、湿度など、その土地の気候条件を把握しておくこと。
例えば、東北地方であれば冬は豪雪地帯になる地域もあります。
そのような生活に耐えられるのか、適応できるのか、どのような生活になるのか、明確にイメージしておくことが重要です。
一年を通して生活しないと分からないことがあります。
それはデメリットだけでなく、メリットも同様です。
一見、デメリットだと思う条件の裏側に魅力があるものです。
その欠片を見つけることが出来るかどうかも、移住先が楽園になるかどうかの分かれ道だと思います。
4つ目。
ネットの恩恵をしっかりと受け取ることが出来る地域を選択すること。
「ネット」については単にインターネットに接続できるという点だけでなく、物流面も出来るだけ充実していることが望ましいです。
具体的には郵便局、ヤマト運輸、各種コンビニエンスストア。
これらが出来るだけ近くにあった方が良いです。
フリマ利用だけでなく、各種物販ビジネス上も大切なポイントです。
山奥になると徒歩圏内という条件で住宅を探すことも困難になることが多いと思いますが、出来るだけアクセスが良いかどうか、そのあたりを意識しておくべきだと思います。
5つ目。
社会とどのように関わっていくか、どのように仕事をしていくか。
このあたりを出来るだけ明確にした方が良いです。
誰も知り合いがいない地域を希望する場合は、移住先の条件に応じてこのあたりを明確にしておくべきです。
かなり田舎の地域を考えているなら、人のつながりが非常に重要です。
親切にして頂けると思いますが、それに甘えずに移住先に貢献していくことを考えていくべきです。
地方都市のようなところを希望している場合は、それぞれの経済状況に応じて急ぎで仕事を見つけるか、徐々に慣れてから考えるかという感じになると思います。
6つ目。
補助金や助成金、体験移住などの制度がないかをチェックしましょう。
地方移住に国家の命運がかかっていると言っても過言ではありません。
そこでは色々な移住の仕方があると思いますが、最終的にはネットにつなげる意識を持つべきだと思います。
それで国が次元上昇します。
これまでとは全く違うスマートな国家が出来上がっていくはずです。
それぞれの地域がその真価をネットにつなげていくのです。
それがネットに乗り、物流に乗って、現実化します。
新しい未来がもうそこまで来ています。
7つ目。
自分にとってのメリットとデメリットを整理しておくことが重要です。
環境変化が起きればストレスを感じやすくなります。
はじめから、移住によるメリットとデメリットを整理して受け入れることが出来るか点検してみましょう。
山奥の田舎に移住する際には、特に重要です。
それから、物事には2つの見方が出来ることも考えておきたいところです。
例えば、都会ではプライバシーに対する意識がとても強いですが、山奥の田舎では都会ほどの意識はないですし、共同体意識がとても強い。
実際は誰も助けてくれない社会だと都会で感じている人であれば、この共同体意識は心強いものになるかもしれません。
実家がないとか、帰る家がないという不安感を持っている人にとっても同様です。
ですが、プライバシー重視の人にとっては逆に強いストレスになることが想定できます。
自分がどのように感じるかが重要だということになると思います。
関連記事:帰る家が無い人。実家に帰りたくない人。貧乏の理由。
。
8つ目。
生活費全般の変化、交通費、公共料金、国民健康保険等の各種保険料など生活でどの程度の費用が発生するのか明確にしましょう。
経済的に明らかな移住をすべきです。
もちろん、後から費用が掛かる場合もあると思いますが、そういったことも含めて多めに予備費も見積もっておくべきです。
9つ目。
就職氷河期世代の移住は歓迎されるかもしれませんが、衰退する地方仕事ばかりで消耗しないように注意すべきです。
個人で、新しい道を切り拓くためにはネットの活用が不可欠です。
ネットを活用する移住こそ、令和移住です。
衰退した地方にネットを活用する主体が増えていく現象。
これが令和移住で起きることなので、この流れには逆らわないことが重要です。
退化するのではなく、進化していかなければいけないのです。
現在、外国人移民を地方でも受け入れて、単純作業や過酷労働を彼らに押し付けているのではないかと疑われる状況が全国にあります。
そういう構図を脱却することが大事です。
10つ目。
内閣総理大臣が国会で移住者の成功具体例を挙げましたが、この移住者は既にその土地を去っていたことが分かりました。
ビジネスプランコンテストで得た賞金をもらっていたそうですが、そのような人でも、うまくいかないことが当然あります。
移住した田舎で起業を考えている場合には、メンタリティが超重要です。
全てにおいて一からの創出になることが多いからです。
資金力だけでなく、色々な意味で泥にまみれてビジネス化していくことが出来るかどうかも重要で、これは知力、体力、精神力、コミュニケーション力、経済力、これら全てが整っている人でも困難なはずです。
都会でエリート風を装っている人ではまず無理でしょう。
よって、個人でネットを活用してビジネス化の道を探るためにも既にあるプラットフォームを活用すべきです。
アマゾン、ヤフオク、メルカリ、ラクマ等です。
ヤフオク、メルカリ、ラクマの匿名配送は匿名取引が可能ですので、とりあえず始めやすい環境もあります。
YouTubeやWebサイト等のメディア運営環境もネットを介するので都会と田舎で何も変わらないはずです。
収益化できることを、どんどん収益化していくべきだと思います。
稼ぎに行くというより、全てを収益化する材料にしておくべきということです。
これからは複数のキャッシュポイントを持っておくべきです。
関連記事:ヤフオク、メルカリ、ラクマの匿名配送が匿名個人を不労所得生活へ導く
11つ目。
住む場所を変えると人生が変わります。
これは物事の捉え方や考え方が変わるということになります。
よって、心身ともに移住先の生活にフィットしていく時間はかなりかかるはずです。
四季を通して、その土地を把握し、それを3回くらい繰り返して意識下に変化を受け入れていくものと思います。
つまり、メンタル面まで含めると3年間は変化になじむ期間だと考えた方が良いです。
石の上にも3年。
これはメンタリティの部分についての話です。
何事も3年間は続けないとフィットしてこない。
不自然さがどこかで出てしまうものです。
ですから、焦らずにリラックスして、着実に移住への変化に馴染んでいくべきです。
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