マスク転売ヤーたちの問題は端的にどこか

マスク転売ヤー

マスク転売ヤーたちの問題は端的にどこか

新型コロナウィルスでマスクが不足していますね。

 

私自身は電車に乗らないし、出来るだけ人混みを避ける生活をしているので、マスクは全く使っていませんが、通勤通学で電車を利用したり、オフィス室内で働いていたりする人たちはマスクが必須になってきていますね。

 

そんな中、マスク転売ヤーたちがかなり活発になっていたようです。

 

私も物販ビジネスを少しやっているので、マスク転売ヤーの気持ちは分かる部分がありますが、やはり単なる迷惑行為として整理すべきだと思っています。

 

この転売ヤーは様々なプラットフォームを活用して、買い付けたマスクを高値で売りつけます。

 

この人たち、何とかならないのか?

 

そういう思いを持つ人が多いはずです。

 

ですが、彼らのやっていることを単純化すれば、仕入れて売るという行為そのものです。

 

一般の小売業者とはどのように違うのでしょうか。

 

利益率だけで見たら、そこまで粗利がないこともあるはずです。

 

よって、利益率の点から彼らを差別することはできません。

 

彼らも仕入れという実労働をしていることや、これにともなう経費がかかっていることがあるからです。

 

それに、以前も紹介したことがありましたが、ダイソーさんの100円の商品をメルカリで仮に1000円で転売することだって、別に問題ないはずです。

 

そもそも売れるかは分からないですけどね(笑)

 

車を走らせ、時間を使って、遠くにあるダイソーさんまで行くなら1000円出すから買ってきてくれない?という切実な思いを持つ遠隔地住みの人がいる可能性は十分にあるということです。

 

では、マスク転売ヤーが嫌われる根本的理由はどこにあるのか?

 

それは、例えばダイソーさんの特定商品をゴッソリ全て買い付けてしまうことにあります。

 

先に買い付けておいて、そこで買いたかった人たちに、つまり後からお店に来た人たちに高値で売りつけているのです。

 

単純化すればそういうことになります。

 

つまり、小売り環境を直接壊されているということになります。

 

マスク転売野郎の迷惑行為の根っこがここにあるのです。

 

関連記事:ダイソーの商品をメルカリ、ラクマで売っている理由と背景

マスク転売ヤーたちの規制の仕方

小売り環境が直接的に壊されていること。

 

マスク転売野郎の問題はこの点につきます。

 

つまり、小売業界がアップデートしなくてはいけない。

 

様々なプラットフォーマーに彼らの規制をお願いしても限界があります。

 

すでにメルカリでもヤフオクでもアナウンスがされ対処もされていますが、それでも限界があるのです。

 

よって、小売業の人たちに「一人一つまで」といった自主規制を設けてもらうようにすべきだと思いますが、そのことにメリットを感じることが出来ないほど、普段から儲かっていない店舗もかなり存在するはずです。

 

マスク転売ヤーが地方で大量に買い付けていた理由もここにあります。

 

つまり、現状の小売り環境が彼らを後押ししている現実があります。

 

よって、彼らを一網打尽にする方法は今のところない!ということになります。

 

彼らばかりがフォーカスされていますが、それを後押ししている小売業の現実を直視すべき時期に来ているということになります。

 

それは地方の状況、地方移住へも話が連想されるように思います。

 

関連記事:アセンション時代の地方移住が意味することとは

マスク転売の話題に隠された現実とは

新型コロナウィルスでマスク需要が急増しているという理由は分かるのですが、そもそも若い人でも死者が出ていることが明らかになっている現実を前にして、マスク対策だけをして通常出勤を続けさせる企業側にも問題があるのではないでしょうか。

 

既に、在宅ワークへの切り換えを始めている企業も出てきています。

 

ですが、まだ一部の企業のみに限られています。

 

自由に働いて良かったはずの社会ですが、実際には不自由人だらけになっているのです。

 

コロナウィルスで明示された現実は、どこまでも無理をして働かなくてはいけない状況、つまり不自由な状況に多くの人が追いやられているということです。

 

そういう見方が出来ます。

 

ですが実際には、自分の自由な選択でコロナウィルスを引き寄せているという現実があります。

 

こんなことを書くとイラッとする人もいるはずです。

 

ですが、自由に学校を選び、自由に会社を選んでいたはずです。

 

自由選択の末に満員の通勤電車に乗っているのです。

 

でも、実際には不自由を感じている。

 

そういう人が多いということだと思います。

 

時間も拘束されている生活の中、お昼休みや仕事帰りにドラッグストアに立ち寄った頃にはもう遅い。

 

朝からブラブラしている高齢者やニート、無職、主婦、マスク転売ヤーに先を越されているのです。

 

それで、これはあまりにもヒドイじゃないか!ということになることは想定可能です。

 

ですが、現実には自由と自由が摩擦を引き起こしているだけなのかもしれません。

 

転売ヤーだけが問題だということにはならないことも想定すべきでしょう。

 

電車に乗らなければいいじゃん!という主張に何を返すべきか。

「そんなにウィルスが嫌なら電車に乗らなければいいじゃん!」

 

確かにその通りです。

 

嫌なら乗らなければいいだけ。

 

コロナウィルスへの感染リスクが高くなってしまう行為を避けたらいいだけですね。

 

人混みを避けたらいいだけ

 

これは当たり前の認識です。

 

そんなの無理!という考え方と生活の仕方を改めた方が良い。

 

学校に行って、偏差値を一生懸命に高くして、良い大学に入って、良い会社に入りました。

 

その結果、自分や家族を守る判断と行動すら取ることが出来なくなってしまった。

 

これで本当に成長したと言えるのでしょうか。

 

自分に対して無責任な大人を沢山作り上げてしまった。

 

それが偏差値信仰、学歴信仰の末に姿を現わしたコロナ電車通勤に疑問すら持たないサラリーマンです。

 

彼らが転売ヤーの文句だけ垂れ流すのも、残念な状況だと個人的にはそう思います。

 

学校教員間のいじめ事件や役所関係の人が自殺した事件も、同じ問題が別の形で表れた結果でしょう。

 

嫌なら、逃げるか戦うか無視するかです。

 

個人の生活面で言えば、ウィルスは逃げるしかないでしょう

 

それが電車に乗らない、人混みに行かない、そういうことです。

 

こういうところで自己責任の話をするのはあれですが、他人に自己責任だと悪口を言っていたような人々で電車通勤サラリーマンの人がいるなら、その人に今のご自身の電車通勤事情について認識を聞きたいところです。

 

自分のことは社会の責任、政府の責任で片付けるつもりなのかもしれませんが、ウィルスを前にしたときに、どのような判断を取っても自由です。

 

自由な判断なのですよ!

 

その意味をあなた方の自己責任論と重ねるとどのようになりますでしょうか。

 

聞いてみたいところです。

 

関連記事:全てから自由になりたい!太陽から学ぶべき理由

関連記事:学歴と年収の現実をチェック。本当にあなたの浪人は必要か

ウィルスで明らかになる大都市の弱点

大都市化を進めれば、労働力を一気に失うリスクが高くなります。

 

このリスクを高め続ける日本。

 

東京一極集中はこの典型例です。

 

武漢では都市自体の封鎖ができましたが、日本で同じようなことは出来ないでしょう。

 

政治的な理由もありますが、そこが国家の頭脳部だからです。

 

止めれば国家の死を意味します。

 

それが今は人口も集中したことで、頭脳部と心臓部が両方そこにある状態になったと言っても過言ではないと思います。

 

つまり、国家が完全に終わってしまうリスクすらある道を自ら進んで選択し続けているように見えます。

 

それはコロナウィルスが蔓延した環境下でも電車通勤を選択し続けるサラリーマンの姿に少し似ているように思います。

 

国家が国家にとって最適な道を選べなくなっていることが懸念されているのです。

 

そんな状況ですが、そんなこととは関係なく自分だけは自分にとって最適な道を選択できるのです!

 

国家がその選択を規制しているわけではありません。

 

自分次第の部分がかなりあるのです!

 

地方移住に関しては後押しするムードまで生じ始めています。

 

明るい方に進みたいものです!明るい選択をすれば良いはずです!

 

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