体温の維持1

サバイバル哲学塾
 

「体温の維持」について、サバイバル条件という観点からは以下の項目要素に分類されます。

 

①、平熱の維持
②、熱源の維持

まず、はじめに「①、平熱の維持」についてですが、サバイバル術の観点から、この意味するところは、汗をかかずに平熱を維持できるように服装を変化させることと、汗をかかないペースで動くことの2点になります。

 

汗をかけば水分が失われます。人間の身体機能としては正常な状態ですが、もし、水分確保が難しい状況に陥った場合は、生命を少しでも長く維持するために、なるべく水分を身体から放出しないようにしなくてはいけません。

 

例えば、寒い地域でのサバイバル術として汗をかかないように動くというのは最低限の知識です。

 

汗をかけばその汗で体温は一気に冷やされてしまいます。

 

寒い地域でも、汗をかかないように服装の風通し具合を調節しながら、行動してください。

 

これは水分確保だけでなく、平熱の維持にも繋がるのです。

逆に暑い地域では、それだけでも汗が放出されていきます。

 

少しでも長く動くために汗を出さないようにゆっくりと動くだけでなく、例えば日照状況が厳しいのであれば、日陰を歩くように心がける、近くにタオルや、大きな葉っぱなどがあれば、そういったものを利用して日傘代わりにしてください。

 

また、首周りや脇の下、それから男性であれば股間部にも風が最大限通るようにして体温の放出を促し、少しでも汗をかかないように対策してください。

 

腕は下におろすのではなく、腰骨の辺りを手で持ってわきの部分を開けることも効果的です。

 

それから、服のわき部分は切り取って、風がそのまま通過するようにしてください。

 

その他、非常に寒い地域において、さらに川などの冷たい水の中に入ることを試みる場合もあるかと思いますが、これは絶対にやってはいけません!

 

生死を分かつ行為となります。もしやるとするならば、1分以内にそこから出られること、かt、熱源がすぐに確保できることが大前提となります。

 

サバイバルの基本となる火おこし技術などを含めて。サバイバル技術の観点から生命を維持することが出来る、完全にサバイブすることができるという前提で行うべきもので、一か八かで生命を危険にさらしてはいけません。

①、継続性の維持
∟呼吸の継続性を妨げる病気、呼吸器の障害には最優先で対処する
∟口に入れたものは、ゆっくりと味わいながら食す。

 

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