体温の維持2
次に「②、熱源の維持」についてですが、サバイバル術の観点から、この意味するところは、ただの1点。それは着火技術です。
つまり、火を起こす方法を身に付けることになります。
火があれば、どのような寒い地域であれ、体を温めることができます。
冷たい水、冷たい雪ですら温かい飲み物にすることができます。
熱源の維持、火の起こし方を知ることで体温はどのような環境下においても、維持することが可能となります。火の起こし方の具体的な方法については、現在色々な方法が動画等で公開されていることもあるので、この中でどのような方法を習得すればよいかという点について整理をしておきたいと思います。
・火起こし分類
1.何も持たない状態から火を付ける技術
2.災害時等に備えて、電気やガスといったもの無しで火をつける技術
3.サバイバル状態となり得る過酷な環境に入る前に準備しておくべき着火方法
ネット上には色々な火起こし方法が紹介されていますが、本当に身につける必要のある技術は、何も持たない状態から火をつける技術です。
この点については原始的な火の付け方を参考にすべきだと思います。
また、そこにあるのは「摩擦」の利用です。
現代には、昔には存在しない摩擦物が沢山あります。普段、そのことを気に掛けることもありませんが、それだけで恵まれた環境であるといえます。
何も持たない状態から、摩擦によって火をおこす。基本は原始的なものを参考に木の入手と、着火材料となる素材を手に入れましょう。
この技術を習得することは、サバイバル状態にある本来の人間としての感覚を取り戻すきっかけになるかもしれません。
その他、上記で挙げた他の火起こし分類については、複数習得しておくべきです。
特にサバイバル状態となり得る環境に入る際には、多くの準備をしておくべきです。
どのような環境下においても火を起こすことができる。海の上でも雪山であっても、どのような状態においても火を着火させることができる。
そういった準備を前提にしてサバイバル技術を向上させ、注意力や、思考力も環境への適応力も養っていく必要があります。
その結果、災害などが発生した際にでも全く問題なく火を起こすことが可能となるのです。実際、家庭のガスや電気などが止まったとしても、全く問題がなく火はつけることは可能です。
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