生への強固な意志
戦場や、厳しいサバイバル環境下に一人で身をおくことになった場合、はじめは生きるということについて、それだけを単に求めていくのですが、その中でも死が直前まで迫っているような状況、もう死ぬしかないかと思われるほどの絶望的な状況下、極限状況下において、人間はこの多くが諦めることになります。
現実的に言って、もう死ぬしかないという状況だと判別するためです。
しかしこのような環境下においても、まだ生を保とうとする場合においてのみ、奇跡というものが出現する場合があります。
このような絶望的な状況下でもあきらめないということは、普段見えないことではありますが、その人の人生が何か目に見えないものに繋がって、支えられているということを示す場合が多いと思います。
多くの場合、人間は本質的に生きる目的を現実の生活や現実社会に見出すことになるのですが、これだけでは、絶望的な環境、生命の極限状況下においては意思が簡単に破壊されてしまうのです。
あなたの生きる目的は？あなたという人の評価はどこから？
あなたが実際に身にまとっているプライドとはどこから？
あなたの自慢はどこから？・・・・。
人間は目の前の物理的な物事に、多くの場合左右されているのです。
こういった事に恵まれた環境下で育った場合、そのことでプライドの高い自慢できる生への目的を語ることになるかと思いますが、このような人ですら、実際に極限環境下へ置かれた場合には、他の人同様に諦める場合が多いことでしょう。
それでは生への強固な意志とはどのようなものでしょうか？
それを簡単に言ってしまうと、宗教心ということになります。
世界において成功者の多くにこれを見出すのは、当然のことなのかもしれません。
彼らには、どのようなことがあっても諦めない探究心が存在しているのです。
ここで書きたいことは、どこかの宗教へ入れとかそういう話ではりません。目に見えない何か多いなるものへの感謝を感じつつ、その大きな宇宙の中で自分がどのようなことをやり、宇宙に授与する役割を持つのかという明確な認識これが人生において最も重要であると同時に、サバイバル環境下においても最も重要なことになるのです。
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