戦後20年、その後
不思議な体験をしてからというもの、それまでは拒んでいた友人との再会や親戚との再会など、会いに来てくれる人には会って話しをするようになりました。
色々な差し入れや、部屋くらい用意するからといった親切な申し出を沢山受けました。
差し入れは頂きましたが、部屋については断りました。
私は、私の足で歩きたかった。こんなに自由な生活はなかったのです。
何もないから、いつでもどこへでも行ける。
そういう生活が私は好きになっていたのです。
兄から教えてもらった火起こしで、火を使って水分だっていつでも確保できる。
食べ物だって色々な知識が身についていました。
生き延びるためのあらゆる技術を私は身に付けていたのです。
私は何を目的にして生きるのだろうか。
友人や親戚などと会うようになってから、次に私に突きつけられたのはこの点でした。
このような生活では当然、結婚はない。だから子供もない。
それを私はすぐに受け入れました。
そういう生活と引き換えにでも維持したいと思ったこと、それは今の生活でした。
その生活は常にあの世に心が向いた状態にありました。
向こうの世界と通じている状態が私は最も心地よかったのです。
私は何をこの世に与えているのだろうか。
このようなあの世と通じた人間がこの世に降り立っていること自体、それで与えているのではないだろうか。役割を担っているのではないだろうか。
なぜなら、私の願望がそれを強く願っているのだから。
そのような思いで毎日を過ごしてきました。
人から見れば逃げていただけと思われるかもしれません。
そのように思われるのも仕方ないと思います。
ですが、私は間違いなくこの道を望みました。
逃げるという思いは一切なかったのです。
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