アベノミクスとコイケノミクス(ユリノミクス)
日銀の大規模金融緩和が継続されていますが、なかなか成果が出てきません。
当初、2年で物価目標2パーセント上昇という話だったはずですね。
目標と大きく乖離した結果になっている背景には原油価格の下落や消費税増税を行ってしまったことがありました。
それから中国ショックもありましたね。
中国ショックで日経平均株価は大幅に下落し、ようやく力を取り戻そうとしているところで、また消費税増税の話が出てきていて、これを公約化している安倍政権。
弱い者の見方というイメージを演出していますが、実際は増税することを決定した内容であり、そこにある意味は庶民に重税を課すというだけでしょう。
本当に助けようとするのであれば、国家公務員の数を減らすなどの歳出削減努力を行って、まず減税することを目標にすべきでしょう。
増税決定タイミングについては、外資の思惑とも大きなズレが生じ始めていると予想しています。
日銀の金融緩和効果を無効化するような動きは、正当性のある裏の意図に従って日銀と財務官僚によって、うまく足並みを揃えた形で動かされているように感じますが、安倍政権の動きは、これらの思惑ともズレ始めているように感じます。
経済の安定的な発展という点でも、アベノミクスよりは消費税増税凍結を公約化しようとしているコイケノミクス(ユリノミクス)に力が降り注ぐことになりそうです。
さらに、希望の党はフィンテック企業の法人税を大幅に減税しようとしているようですが、この点も完全に賛同できます。
トランプさんが法人税を大幅に減税しようとしているので、この動きと出来る限り足並みを揃えた方がよいでしょう。
賃上げが進まない状況下で増税をしたら、さらに庶民の暮らしは厳しいものになっていきます。
消費マインドを冷やし、デフレ脱却がさらに困難になるのは言うまでもありません。
現在は物価が少し上昇してきていますが、賃上げは進んでおらず、ここでさらに増税すれば、消費が減って、物価が下落傾向に転じることは言うまでもありません。
しっかりと景気回復が全国的に実感されるようになり、さらに物価上昇が確実なものとして数年間確認された上で次の手を考えるべきだと思います。
長期的な視点はもちろん必須ですが、金融緩和を継続しつつ数年間様子を見てから増税というサイクルを繰り返さずに金融緩和効果を外資にだけ垂れ流していれば、本当にただの売国奴であると歴史が評価することになるでしょう。
バランス感覚が大切ですが、このバランスをコントロールするだけの能力がアベノミクスにはありません。
今回の解散から考えて、正確に言えば安倍晋三個人に無いということでしょう。
そこで、次に期待されるのが「コイケノミクス(ユリノミクス)」ですね。
「コイケノミクス(ユリノミクス)」で日経平均株価は4万円に到達することになるかもしれません。
これを達成できれば、その後も緩やかに株価上昇が続き、日本経済は復活を明確に感じることになるでしょう。
「アベノミクス」はもう5年やったのですよ。
結果はすでに出たと言って差し支えないと思います。
規制緩和が必要だとか、「生産性革命」や「人づくり革命」だとか言って言葉だけを並べていますが、嘘っぱちマインドであることは明らかですね。5年やったでしょって話です。
「アベノミクス」は終了。次は「コイケノミクス」の時代になるべきだと私は考えています。
これが経済の観点から言っても、合理性のある流れです。
もう「アベノミクス」に力がないことは明らかです。
この中心になっている人物が疲れ切って、逃げ腰になっているのです。
一気に終わらせてあげるのも正しい心遣いではないでしょうか。
それから「コイケノミクス」で特に大切にして欲しい点は、株価と実質所得ですね。
この辺りの上昇を確実なものとすれば、超長期政権になる。
安倍を見ていれば分かると思いますが、内閣総理大臣は忙しすぎる。
この辺りについても、うまくコントロールして余裕のある政権になって欲しいものです。
「圧力一辺倒だ」なんて言ってしまっている安倍と金正恩氏が対話にありつけないのは当然ですね。
「対話する気が無い」と勝手に安倍が言っていますが、対話する気が無いのは自分だろって話です。
安倍は、わざとこのようにして逃げているということでしょう。
この辺りも完全に安倍政権は失敗しているので、自国の国益に対してバランス感覚を維持して対応してもらいたいものです。
北朝鮮対応を一新する意味でも、安倍政権には退場頂かなければいけません。
日本国民が総避難することを避けるためには、安倍政権を終わらせる他に選択肢がないと予想しています。
小池百合子さんのプロフィール
兵庫県芦屋市生まれ。芦屋市立岩園小学校、甲南女子中学校を経て、甲南女子高等学校卒業。
関西学院大学社会学部中退、カイロ大学文学部社会学科卒業。
その後、ニュースキャスターを経て、政界入りとなっています。
東京都での私立高校無償化、消費税増税凍結、フィンテック企業の法人税減税、党の候補者へ写真撮影代請求(3万円)。この辺りからみても、お金周りのコントロール全般、極めて上手いですね。
関西人というだけではなくて、これは貿易商を営んでいた小池さんのお父様の影響があるのかもしれません。
ただ、お金周りに敏感であることは政治家にとっても非常に大切な能力だと思います。誠実さのみでは足りないですね。
この点だけで考えても非常に有能だと言えます。
お金に対する細かな視点は、政治的な駆け引き能力にも大きく影響すると思います。
小池総理の誕生は十分に可能性があると言えますが、このお金コントロールの上手さが、いつの日か彼女にとって逆にマイナスの力を働かせることのないように注意をして頂きたいとは思いますね。
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