お釣りを暗号通貨に替えて得られるもの
おつり投資の現状
資産運用に「お釣り」を活用するサービスが始まり、そのサービスがかなり注目されはじめています。
特におつり投資サービスの「トラネコ」はセブン銀行や、みずほ銀行などの大手銀行と連携したサービス規模にまで成長していることもあり、今後の成長がかなり期待できます。
お釣りが投資にまわる時代、株式市場は再び活気を取り戻す可能性があります。
お釣りが本格的に投資にまわったら、結構スゴイことになるかもしれません。
ですが現状では手数料等のコストが少し重しになっています。
「トラネコ」サービスのおつり投資による実際の投資行為を具体的に考えた場合に、多くの人にとって、まだ少し高すぎる手数料です。
一方でお金を持っている人にとっては安すぎる手数料になっています。
お金を持っている人に早く使って欲しいという思いを手数料体系に感じます。
これはこれで戦略としてうまくいけば良いと思います。
とりあえず、お金を持っている層になるべく使ってもらって、サービスを経営面で安定させた後に、徐々に一般ユーザー層の手数料を落としていくという戦略なのかもしれませんね。
お釣りとブロックチェーンゲームと税金の話
「お釣りいらんわ。取っておいて。」という気前の良い言葉。
こういう言葉は現金取引だけに発生するものなのでしょうか。
キャッシュレス化が進み、お金がデジタルデータとしてだけ活用されるようになったら、こういう気前の良さは無くなってしまうのでしょうか。
余ったお金が少額でも、それを「投資」できるなら、本当に少額なお釣りでも投資することが多くなると思います。
これは私の主観ですが、実際にこういう思いを持つ人も沢山いると思います。投資活動への欲求は本来、日常的に在るものなので
ですが、デジタルデータとしてのお金を使うようになったとしても、それが本当に小さな金額ならコンビニの募金箱に小銭を入れるのと同じ感覚で寄付に回す人もいると思います。
また、オンラインゲームなどに使う人もいるかもしれませんね。
多様なデジタルマネーの使い方を想定できます。
その多様性の中で、お釣りとゲームの間に暗号通貨が入り込んでくる可能性があります。
小さなお金だから要らんわというお金、それならブロックチェーンゲームにでも使おうかとなって、暗号通貨購入。
こうなると、投資でもなく投機でもなく、ただのツールとして暗号通貨を取り扱っているような感じがします。
ですが、「お金」としての価値を放棄しているわけではなく、ゲームにギャンブル性を加えて、より面白いゲームを求めているということだと思います。
もし、このゲームで暗号通貨を増やして実際に換金すれば、そこでは雑所得扱いの税金が課せられることになります。
つまり、投資としてはあまり面白くない。税率が高いので。
ゲーム性とギャンブル性を加えたサービスだから面白いということになります。
ゲームのプレイヤーにとって、暗号通貨自体に問題があっても無くても、ゲームを楽しむ時に、それはあまり関係ないと思います。
暗号通貨自体に問題があることが逆に面白さにつながるように感じることさえあるでしょう。
この点はかなり注目ポイントだと思っています。
問題あり!これ超最高!みたいなことがあり得るということです。
そもそも、暗号通貨が国家全体に与える影響よりも、暗号通貨自体の問題の有り無しよりも、とりあえず暗号通貨で税金を取れたらOKだという考え方がこの国の基礎になっているようにさえ思える現状があります。
そこにブレが生じない間は、お釣りを投資に回すだけではなくて、お釣りを暗号通貨に替えて、ゲームの他、色々なオンラインアミューズメントサービスに使われる可能性は確実に残ります。
もっと言えば、暗号通貨が問題だと仮に位置付けても、ブロックチェーンゲームに残るゲーム性まで消滅させる理由を作るのは無理な感じがします。
だから、暗号通貨に問題があろうが無かろうが、それから、実際に暗号通貨の位置付けがどのように変わったとしても、そこにあるゲーム性を悪とすることは多分ないです。
で、さらに本当は問題がありそうな空気がプンプン漂っている状態。これが逆に人を強く引き付けてしまうことはあり得ます。
通常では得られない、ワクワク感、ドキドキ感があるのでしょう。
暗号通貨について、さんざん色々なことを私も言ってきましたが、常にこの可能性は捉えています。
ですので、暗号通貨支持に回ったのか!というのは、全然違う話です。
今、出回っている暗号通貨に対する姿勢は「暗号通貨大全」に書いた通りで、変更無しです。
もっと得るためにオススメすること
経済やお金に興味のある若い人はしっかりと見ておいた方が良いと思います。
それは、今回も取り上げた暗号通貨と日銀が2013年4月から実施している金融緩和です。
これが日本の「今」がよく分かるマネーフローの2大ストリームです。
この2つが何を意味しているのか、国民にとってもそうですが、その中でも今の若い人たちにとっては特に重大な意味を持つと私は思っています。
暗号通貨に問題があるから、そこから完全に目を離すのではなく、そして日銀の金融緩和がうまくいかないとずっと報道されているから、もう見飽きたと言って目を離すのではなく、しっかりと推移を見ておくべきと思うので、これをオススメします。
だからといって、株や為替、暗号通貨などの相場に張り付いているべきだと言っているわけでは当然ないです。
今の暗号通貨に未来を感じた人、暗号通貨でお金の偏った分配状態を是正できるはずと夢見た人、暗号通貨で億万長者を夢見た人、金融緩和に明るい未来を感じた人、金融緩和で起きる大相場に乗って
お金持ちを夢見た人、色々な人が相場の周りにはいると思います。
ですが、もっと時間が経過したときに、きっと振り返って思う時が来ると思います。
「あれは、結局、一体何だったのか・・・」と。
色々なことがあったけれど、結局、最終的に、あれは何だったのかと。
将来、その答えが歴史の教科書に書かれ、学びの一助になればこれ幸いだということにもなるかもしれませんが、そういう立ち位置では投資で勝ち続けることは出来ないと思います。
だからこそ、「今」を知ることが大事。
その「今」を知る際に外せないポイントが、金融緩和と暗号通貨だということです。
このポイントから、ブロックチェーンゲームでワクワク感、ドキドキ感を得ている人々を見通した時に、「今」の捉え方がより明確になるはずです。
経済の本当の姿がクッキリと見えるかもしれません。
お釣り投資から見える未来
市場規模で考えた場合、おつり投資のスタイルは資産運用の中心になっていく可能性があります。
同時に、お金がスムーズに色々なところに流れることも加速していきそうです。
たとえば、株の配当金をそのままAI投資信託に再投資なんてことがスムーズに行えるようになったり、FXのスワップ金利をお釣り投資感覚でスムーズに再投資するような感じになることは想像できますね。
これを自動で行った場合に税制面で優遇措置を取った方が国としても良いんじゃないの?という議論も出てくることでしょう。
このような新しい投資自体が節約と結びついたり、さらなるポイントや特典と結びついたりと色々なことが考えられるのではないでしょうか。
それだけではなく、ヤフオクやメルカリやラクマ、それから楽天やアマゾンなど各種ECサイトで発生する売上金やポイントからも同様です。
マネーの動きが一気に活発化していきそうです!
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