アセンション時代の暮らし方と不動産に求められるもの


自宅マンションの購入を考えていたり、不動産を投資用に購入するか迷っていたりする人が最も気になること。

 

それが、今後の日本経済どうなるのか?

 

今後の不動産価格はどうなるのか?

 

こういうことだと思います。

 

今、所有している不動産の売却について考えている人も同様の思いを持っていると思います。

 

そこで、今回はアセンション時代を見据えた時に、不動産について考えられることを書いていきたいと思います。

 

まず、一戸建てとかマンションとか、そういったものを日本人の多くが追い求めてきた時代を思い返してみましょう。

 

戦後の高度経済成長期から物を追い求め続けてきた日本人、この所有欲の現実について冷静に振り返るべき時期に来ていると思います。

 

物を所有することで十分に満足感や幸福感を得ることが出来た時代がありました。

 

その所有欲を前提にして、日本の資本主義社会や社会体制が整い、そこに学歴社会がピッタリと当てはまって、国家としてはうまく機能していたという判断をしても良い時期があったと思います。

 

所有するための競争環境において、社会全体としても充実感を得ることが出来た時代が確かにあったということだと思います。

 

ですが、80年代バブルが崩壊してから、所有欲を前提にした価値観と社会体制だけが残り、個人の側としてはそもそも何を追い求めていたのかすらも見失いつつあるように感じます。

 

物だけでは十分な満足感を得ることができない時代に入ったのです。

 

バブル崩壊後10年間、戸惑いの中にこの国はあって、どうしたら良いのかも分からずにいました。

 

それから2000年代に入ると、心の時代だと言われるようになりましたが、それが明確な形になって社会を前進させるようなことにはなりませんでした。

 

新しいネット社会の到来はありましたが、それでも社会の基本的な骨組みはそのままで令和の今日まで来てしまったのです。

 

今では、もう変革の意欲すらも見失いつつあり、変革ポーズばかりが目立つ時代になりました。

 

そんな中で、一部の人たちに次元上昇が起き始めています。

 

新しい願望を満たそうとする人たちです。

 

もっと自由で、もっと空気のように、もっと活発な日常を送りたいという人たちです。

 

その人たちは「所有」することを優先しません。

 

物が無かった時代の人々は「所有」することで信用を得てきたので、まず「所有」するという価値観に固執したまま、今日でも生活を続けています。

 

つまり、「所有」こそ最大幸福であるという価値観の中にいるわけです。

 

ですが、今後アセンションしていく人たちは違います。

 

「所有」よりも「経験」や「自由」を優先します。

 

「所有」競争や「所有」マウント、その背景に東京一極集中型社会、学歴至上主義型社会があったわけです。

 

この転換期にあることを考えれば、不動産はもっと自由に活用されることを前提にすべきでしょうし、それはつまり「所有」より「利用」の側面を人々が注目するようになることが多くなるはずです。

 

また、新しい不動産の価値が今よりも高まり、古い不動産の価値は今よりも減っていくことが想定出来ます。

 

新しい経験を提供する新しい物件を利用したいと考える人たちが増えてくるということです。

 

その一方で、大きくて立派な家であっても、既に消耗感のある家で得られる満足感は少なくなっていくということがあると思います。

 

それでも所有欲は残り続けるため、そういった物件については需要の量と質が低下する程度に考えていれば良いと思います。

 

次元上昇を続ける高いマインドの人々は新しい部屋を新しい生活のために利用して、またどこかへ移動していきます。

 

いくつもの拠点を設けて移動生活をする人々も出てくることでしょう。

 

一つの大きな拠点に縛られることがないので自由度が高いです。

 

それに他者との距離感も程よく調整できます。

 

結界を張りやすいということです。

 

そういう時代に向かっているので、今後は利用のしやすさ、自由度の高さ、このあたりを高めることで不動産価格を高い状態に維持することが出来るようになると思います。

 

そのようなことが望めない物件については早めに売却しておくことが良いのではないかと思います。

 

なぜなら、空き家問題が今後さらに深刻になっていき、不動産市場を取り巻く環境もかなり悪いためです。

 

振り返れば、「所有」するために社会の全てが機能していたのではないかと思われるほど、我々は「所有」することに執着を続けてきたのです。

 

「所有」のために人に順番を付け、人を蹴落とし、イメージの格付けをしてきました。

 

「所有」すれば必ず幸福になれると信じることが出来た時代には、それで良かったのでしょう。

 

ですが、今はその執着から完全に解き放たれたいと願う高次元の願望に光が差し込むようになりました。

 

それがアセンションの示す一つの側面です。

 

社会や国の仕組みも「所有」前提ではなく、「共有」前提へと価値観の転換を迫れていくことでしょう。

 

「所有」欲に火をつける意味でも、国民の生活保障をせずに、一部の可哀想な人々だけ生活保護を提供するという考え方がありましたが、これらも変化して「ベーシックインカム」のような仕組みに転換せざるを得ない時期が間違いなくやってくることでしょう。

 

そもそも、生活保護の実態を深く知っている人ほど、この制度は社会を悪くしていることを認識していますし、同様に東京などで行われている私立校の無償化の件についてもそうです。

 

社会としては、所有欲に火を付けながら、公平性については全く気にすることがない制度になりすぎているのです。

 

社会の基本的な仕組みを作った人々は既にいなくなり、社会を見通すことが出来なくなっているためです。

 

自分の利益のことしか頭にない人々が社会や国の政治を行うようになっているということです。

 

大きな「所有」は今、自分の願望を満たすためという意味合いよりも、資本家側の願望を満たすため、彼らに不労所得を提供するためという意味合いが強くなっていることもあり、どこまで所有しても豊かな気持ちにはなれないことが多いのです。

 

そんなことのために頑張ってきたわけじゃなかったと、人々が目覚める時期もそう遠くはないことでしょう。

 

そんな時代にこの記事にたどり付いた人は、自分のライフスタイルを見直したり、所有欲を見つめ返したりする良い機会になったのではないでしょうか。

 

あなたの所有物は、あなたが本当に心の底から欲しいものだったのでしょうか。

 

もしかしたら、周囲の人が持っているから、あなたも欲しいと思っただけで本当は不要なものだったのではないでしょうか。

 

人に見せることにしか使っていない物などは、このような物である可能性がかなりあると思います。

 

今、あなたは心の底から幸福を感じているでしょうか。

 

そういうことをゆっくりと冷静に振り返って、自分の理想を思い描いてみましょう。

 

もしかしたら、もっと自由で、それでいて周囲と今よりももっと程良い距離感を維持して生活をしたいと思っているだけではないのでしょうか。

 

リラックスをして少し眠るようにしながら、本当の自分の理想にイメージしてみましょう。

 

イメージをより詳細にしていくことがとても大切です。

 

そこで、この理想は違う!これは嫌だ!という思いも出てくることがあるためです。

 

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