最適なインフルエンサーの選び方

最適なインフルエンサーの選び方を考える

「この商品をうまく拡散してくれるインフルエンサーって、どんなインフルエンサーだろう。」

「インフルエンサーを活用したからといって、本当に効果があるのだろうか。」

「そもそも効果がわかりづらいし、効果測定もできない。」

「社内でも色々な意見があって話が進まないし、理解も得られない。」

「そもそもインフルエンサーの最適な活用方法が分からないから、自信をもって推し進めることもできない。」

インフルエンサーマーケティングを取り入れようとすると色々な課題に直面しますよね。

こういった課題や悩みについて、どう考えるべきなのかという点ですが、これは私の見解ですが、そもそも「インフルエンサーを選ぶ」という発想がマズいと思っています。

ビジネスモデルとして、そのようにならざるを得ないということだと思いますが、そうであったとしても、やっぱりマズイです。

インフルエンサーのクリエイティブな部分を潰してしまうことになるからです。

それは拡散力そのものを潰してしまう行為になります。こうなると、win-winの関係どこではなくなります。

だから、インフルエンサー自身に選んでもらう環境を準備するところから始めるべきだと私は考えています。

インフルエンサーを使うという発想を捨てて、担保したいクオリティやブランドイメージ、守ってもらいたい基本的なことなどを提示した上で、ここにオリジナリティある告知をすることが可能なインフルエンサーの方を募集します。金額設定は○○~○○を予定しています。

などというスタンスでインフルエンサーを募集してマーケティング活用する方がうまくいくはずです。

インフルエンサーが主体的な姿勢で自分にとってプラス、企業側にとってもプラスになることを考えてくれるからです。

そもそも、企業側の商品はインフルエンサーにとってもネタの宝庫であることが多く、ネタとしてもっと活用したいと思っているインフルエンサーは多いはずです。

そのインフルエンサーの思いと企業側の商品と思いがマッチするかどうかが一番重要なので、インフルエンサーにまず選んでもらうことが大事です。

それがインフルエンサー自身が創造性を発揮する大前提だと思います。

応募してくるインフルエンサーの数が多くなりそうな場合は、さらに募集インフルエンサーの条件を付ければいいと思います。

そして応募者の中から選ぶという行為になると思いますが、そこではじめてインフルエンサーの属性やクリエイティブな部分、商品やブランド、予算との相性など社内で意見交換すればよいのではないでしょうか。

そうすれば、社内の理解も得やすいし、理解が得られれば、そもそもインフルエンサーを活用した場合の効果測定についてアレコレ考える必要もなくなることが多いのではないでしょうか

YouTubeなどは動画素材自体が長期に渡って再生されるので、効果測定という点でも長期視点が必要だと思います。

テレビメディアの消費型広告と違い資産性のある広告効果が期待できることも認識しておきたいところです。

その上、YouTuber業界を含めネット環境はまだまだ拡大していきます。

その中で資産性のある広告という位置付けで考えれば、成長性のあるYouTuberを活用することが費用対効果という点で大きなメリットを得ることが出来る可能性が高い。

だからインフルエンサー活用はその時々に人気のYouTuberやインフルエンサーだけでなく今後伸びていきそうなインフルエンサー活用を考えるが最適な選び方だと思います。

つまりインフルエンサー活用は、投資として位置付けることも考えた方がいいです。

後々も単純に再生されるだけではなく、インフルエンサーが有名になった後、今度は昔の動画がテレビメディアなど他媒体で取り上げられたなんてことになる可能性もあるからです。

だから、そういう成長性のインフルエンサーって、どういうインフルエンサーだろうかと考えることの方が、インフルエンサーの選び方で悩むよりもインフルエンサーの活用を考える企業にとっては価値のあることです。

(後追記)

インフルエンサーと対等で良好な関係を築きたいと多くの広告のプロが思うことでしょう。

そのために、まず対象になるインフルエンサーを選ぼう!

この時点でおそらく本質的に対等ではなくなっていると思います。広告業界の常識、当たり前から脱却した発想を持たないとインフルエンサーマーケティングのパワーを十分に使えない状態に陥るはずです。

これまでの経験で築き上げたプロ意識が邪魔になるということです。

はじめにインフルエンサーに選んでもらうと起きること

インフルエンサーにまず選んでもらうと、見えてくることがあると思います。それはインフルエンサー自身が、もともと企業の「ファン」だったかどうかです。

ファンの力は非常に大きいです。

ファンであれば、その会社の新製品には飛びつくはずです。

プレゼントに対する喜びや感謝も非常に大きいはずです。

ファンのそういう気持ちの入った言葉や行動は絶対に人に伝わります。

だから、インフルエンサー自身が広告する企業のファンであること。

これがプレゼント効果を最も大きくするポイントです。

気持ちの入った言葉は設計したり計画しても出てこない。

はじめからファンであるというだけで、とても大きな拡散力を持っているインフルエンサーだと判断してよいと思います。



最適なインフルエンサーの選び方 まとめ

最適なインフルエンサーの選び方の話題について、まとめると以下のようなポイントになります。

  • インフルエンサーをまず公告主が選ぶという発想を捨て、インフルエンサーに選んでもらう環境準備を進める。
  • 応募してくれたインフルエンサーから選抜する際には、属性やインフルエンサーのクリエイティブな部分、商品やブランド、予算との相性などについて必要に応じて社内で意見交換した上で決定する。
  • インフルエンサー活用は広告活動としてだけではなく、投資活動としての位置付けも持っておく。よってインフルエンサーを選ぶ時に将来性も重要なポイントとして考慮する。

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